運動量の決め方
今までにほとんど運動をしたことのない方や高齢者の方などに合わす事を前提とします。
@ 同じ年齢であっても、体力は個人差が大きくあります。
一日の運動量を知ることにより、体力目安を付けていきます。3〜7日間普段の生活時に、万歩計を付けて一日の平均歩数をさぐります。
A 増加率は年齢、体力、普段の運動量などにより、変わってきます。
今回は例として、一日平均3000歩、増加率1.3とします。
B私のやり方は一週間で帳尻を合わせるようにしていきます。
3000 × 0・3 × 7 = 6300
一週間で6300歩をプラスすると言う事です。1000歩を10分とすれば、約60分です。1回20分だと3回、15分だと4回です。
一週間のどこかで、60分の歩きを入れてもらえればOKです。Cさらに運動量を増やしていく時は、現在の運動量が体に十分なじんだ頃に、同じようなやり方で増やしていきます。
私が言うところの、行ってほしい運動は基本的には歩きです。有酸素運動がほしいと思っています。ストレッチング・ヨガ・腹筋・ダンベル・スクワットなどではありません。腹筋・ダンベル・スクワットなどでも、やり方によれば有酸素運動になりますが、ここではだめです。
私の考えの中では、ストレッチングやヨガは日常的に運動量が豊富な方が行うと効果的だと思っています。疲労の溜まった筋肉のケアーや関節の可動域を広げ、姿勢の矯正等が行われ、よい状態になると思われます。しかし日常生活でほとんど運動のない方においては、先に循環系につながる運動の方がほしいと思っています。何も行わないのと比較すれば、ストレッチング・ヨガを行ってもらう方がよいのは当たり前です。
腹筋・ダンベル・スクワットなども有酸素運動と組み合わせて行ってもらうのが良いと思っています。通常の行い方では腹筋・ダンベル・スクッワットは無酸素運動系の運動です。上手く行えば筋力・スッピードが付きやすいですが、さじ加減を間違えれば、疲労が残り、故障につながりやすい運動です。まず有酸素運動で、循環能力を上げて、回復をはやくします。それから無酸素系の運動を行えばリスクが少なくります。
もう記録は伸びないのでしょうか?
もう記録は伸びないのでしょうか?これ以上だめなのでは?と小中学生の父母から聞かれることがたまに有ります。例外的に身長、体型が関係してきたりする競技を除いたら、通常成長期にある人が真っ当な努力を行っていて伸びないという事はおかしいと思っています。
実際に伸びていないのであれば、どこかに原因があるはずです。そこを探り出し、改善していけば、前向きな気持ちがある限り、必ず伸びるはずです。私の今までの経験からは、オーバーワークと精神的要因・私生活での自己管理の甘さなどが多いです。ここでは精神的要因はおいておきます。
小中学生においては私生活での自己管理のあまさからのものも沢山ありました。例えば夏場の冷たい物の取りすぎ、冷房による冷やしすぎ、睡眠不足などもよくありました。結果的に疲労回復力を下げてしまいオーバーワーク状態になります。中には一年中冷蔵庫の氷をなめている人も何人かいました。冬場の冷えや、寝冷え、等もありました。
オーバーワークにおいてはよくあることです。疲労と回復のバランスが合っていません。トレーニングをこなす事や、戦術には一生懸命になっているのですが、トレーニングをこなした後の体がどうなっているのかを、見ていない方が多いです。そのために体が悲鳴を上げているのにまだ追い込んでいます。記録が伸びたり、上達するはずがありません。もっと体の状態がどのようになっているかを把握する必要があります。一流スポーツ選手の共通点は自分の体をよく知っていることだと思っています。そうでない方もいますが、その場合、近くに体の状態を把握してくれているコーチ・監督・両親等がいるように思います。
中には分かっているのにできない方もいるようです。トレーニングを休んだり、手を抜くとメンバーから外されたり、するためにできないでいる方もいるようです。・・・・・・・ やるせない複雑な気持ちです!!私はそんな場合でもその方の体が一番良くなるであろう方法を言うようにしています。あとはその環境のなかで、どの様に適応するかは、その方に任せるようにしています。
ゴルフの飛距離を伸ばすにはどうすればよいのですか?
ドライバーで10ヤード位伸ばすのであれば、どんな方法を使ってもよいのでしたら7〜8割以上その場で出来ると思います。ヘッドスピード計測器があればよく分かると思います。
飛距離が伸びるための要素
@ 力の伝達を今より効率よくする
A 関節の可動域を広げる
B 筋肉の状態をよくする
C トレーニングにより超回復をはかり、筋力アップする
漠然としたことを書きましたが、要するに簡単に言えば@はフォームをよくするAは同じ筋肉が同じ速さで収縮した時は長いのと短いのではどちらが大きな力が出るかという事です。Bはそれらの筋肉の状態をよくする事です。Cはトレーニングによる筋力アップです。
D は超回復が必要ですから、当日に結果が出るのは難しいですが、@ABは当日に結果が出る可能性がありますので、その場で10ヤードぐらい伸びる事が可能になります。
@ は体幹軸を作り、4本(両手・両足)の力の伝達を良くしていきます。体幹軸を作るのはクルクル、4本を繋ぐのは壁押しが有効です。Aは矯正体操パターンで筋肉のライン骨の位置等を矯正し、筋の可動域を広げます。B筋の局所代謝を行い、筋の神経支配比を高めます。Cは私以外にも専門家が沢山おられますのでパスします。
このページの先頭へ