私の釣りとマラソン（運動）の歴史
わたしは小学3、４年生頃より、祖父と父の影響で、池や川で釣りをするようになりました。フナ、コイなどがタ−ゲットで釣りをしていました。中学生になるとクラブ活動が始まり、釣りに行く回数がだんだん減り、クラブ活動が中心になってきました。中学1年生時には半強制的に陸上部に入れられ、自分の意志では野球部に入部しました。陸上部はなぜか特別扱いで、昼休みの時間にトレ−ニングを行い、放課後は他のクラブを掛け持ちしても良いことになっていました。私は二つのクラブを掛け持ちしていました。夏休みなどは午前中陸上のトレ−ニングを行い、午後からは野球のトレ−ニングを行っていました。試合が重なることもありました。
　高校生になり、成績が上だった陸上競技の方に絞りました。中学生時代は２００M,４００M、走り高跳び、三段跳びなどをやっていました。高校生になって初めての試合で走り高跳びに出場しました。記録が、１ｍ７５ｃｍだったので、走り高跳びは即クビになりました。それからはハ−ドルのすごい先生がおられたので、１１０ｍＨと三段跳びでトレ−ニングをしていきました。高校1年生のＩＨ地区予選会当時、私の三段跳びの自己ベストが１１ｍ６７で踏切板から砂場までが１１ｍあり、記録の計測が１２ｍ５０からでした。目分量で１２ｍは超えてそうだけど、計測ラインには達していない跳躍を3回しました。自分としては自己ベストは更新していそうなのに、無情にもダメの旗が3回振られ、計測すらしてもらえませんでした。そのあとしばらくして、三段跳びもクビになりました。それからは１１０ｍＨと４００ｍＨが専門種目になりました。ハ−ドルの先輩には、１１０ｍＨと４００ｍＨそれぞれ偉大な方がおられ、私などはまったく歯が立たない日々を過ごしました。高校2年生の最後の試合、東播ジュニアで初めてハ−ドル２種目を勝ちました。高校3年生のＩＨ東播地区予選会では、点数稼ぎに出場した、いい思い出のない三段跳びも含め３種目勝ちました。ＩＨ兵庫地区予選会１１０ｍＨ決勝では、前を走っていた選手が急に見えなくなり、そのままゴ−ルまで行ってしまい、ラッキ−な勝ち方をしました。４００ｍＨは準決勝はひやひやの3位プラスで決勝に残り、決勝では3位で県大会を通過しました。三段跳びは競技中に１６００ｍリレ−の準決勝と重なってしまい、リレ−を走った後はどうしようもなく、7位で敗退しました。１６００ｍリレ−はみんなで全国にの思いが掛かっていた種目でした。アクシデントは準決勝で起こりました。大雨のためコ−スが見えなくなり、１５００ｍ以上の距離に行うオ−プン　スタ−トになりました。スタ−ト直後第１走者のバトンが隣と接触し落としてしまいました。後ろに戻り、ひらってから走りました。そのため他チ−ムからは大きく差が開きました。ラッキ−小野　落ちたの声が聞こえました。その時私は大変なのは分かっていましたが、妙に落ち着いていました。その後１走も力走し、２走に渡し、2走も頑張り、３走の私がバトンをもらった時は8位でしたが、7位とはそんなに離れていない所でバトンをもらいました。アンカ−には８００ｍ2連覇高校記録保持者榎本君がいましたので、彼の射程距離まで持っていく事を考え走りました。1位との差は１５ｍほど3位でアンカ−に渡す事が出来ました。アンカ−がゴ−ル手前で1位をかわし、小野高校が1位で準決勝を通過しました。リレ−の決勝では、2番手、3番手が準決勝の同じ組にいましたので、どうぞという感じになっていました。近畿IHでは初日の１１０ｍHが3位で初めて個人の全国大会出場を決めました。2日目の４００ｍHも4位に入り2種目目の切符を手に入れました。最終日の１６００ｍリレ−は1位で、3種目目の切符と、みんなで全国にの目標達成し、学校として近畿IH総合優勝しました。
　全国大会では４００ｍHが初めにあり、出場者の持ちタイムのランキングでは34番ぐらいだったので、予選で落ちるかもと思っていたら、全体で2番目のタイムで予選を通過し、準決勝に進みました。自分は余裕のない立場だが、強い奴らはセコイ予選では力をためているなと思いました。私にとって準決勝は大一番でした。3組2着＋２だったので、2着狙いでいきました。ゴ−ル手前２・３位で競り合い、フィニッシュをかけたら、ゴ−ルラインを通過してそのまま転倒し、背中、足をすりむきました。何とか組2位で決勝に残りました。残れるとは思っていなかったのですが、決勝前に先生から、わかっているな・・・７・８位はダメだぞ！と言われました。当時兵庫県にはNO．1の中上君がいましたので、最終コ−ル前に、俺もテレビ映りたいから、君が1番で入り、俺も入賞したら、握手しに行くから、ゴ−ル地点にいてくれと頼み、やくそくさせました。私は２コ−スで２人だけ抜く事を考えていました。スタ−トして１台目のハ−ドルを跳んだ時に、ガチャガチャ、ドンという音が聞こえました。１コ−スの大森君がハ−ドルをひっかけ転倒した事がわかりました。彼には悪いですが、あと一人と思いました。大森君はその後オリンピックにも出場し、私にとっては彼に対しラッキ−でしたが最初で最後の勝ちになりました。スイゴウあたりで、２人、第四コ−ナ−出口で３人９台目のハ−ドルを越えて、４人目、そしてそのままゴ−ルに入りました。ゴ−ルして、中上、中上と探しまわりましたが、彼がいなくゴ−ル後の私の作戦は失敗しました。後で問い詰めると、悪い悪い、すまんと謝られました。１０台目のハ−ドルをひっかけ、北原に追い込まれ、ゴ−ルしたため、真っ白になり、控え室にもっどってしまったとの事でした。
　次の種目の１１０ｍHの方には前年度、尾縣さんが優勝していましたので、自分はランキングもひとケタだし、入賞したいと思っていました。しかし体に思うように力が入らず、準決勝で終わりました。現役を引退し、振り返った時に、その時の状態が、入れ込みすぎの、空回り、精神的な緊張から筋肉の状態が悪くなり、ダメになったかも？と何年もたってから気が付きました。1600ｍリレ−も、もう少しの所、全体で9番目の記録で、準決勝で落ちました。
　秋のジュニアオリンピックでも、何とか5位に入り、高校生時代は終わりました。
　大学はスポ−ツ推薦で、京都産業大学に進学しました。学生時代は関西IC総合優勝を掲げ、クラブ活動をやっていました。個人では１回生時が同タイムで負け２位でした。２回生で初めて関西ICで勝ちました。３回生時は以前からあった胸が痛くなる持病で、特に悩んでいました。中学生時代から呼吸的にハ−ドな追い込んだ状態になると胸に痛みがおこり、走れなくなり、うずくまっていました。いろいろ病院に行きましたが、それまでは原因が解からず、神戸のカネボウ病院で詳しい検査をして貰うことになりました。その結果負荷がかかった時に心電図に乱れが出ているとの事でした。、要するに強負荷になると心臓に血液がうまく送られず、虚血状態になるとの事で、この状態では運動しても記録は伸びないよと言われました。治す方法は無いとの事でした。胸の痛みでしたので、このまま痛みを我慢してトレ−ニングをしても命に問題は無いかと聞きました。問題はないとの事でしたので、腹がすわり、痛みをでなくする方法を自分なりに考え、トレ−ニングを行っていきました。私が考えたのは、胸が痛くならない、ある程度の負荷を長くかけて、循環能力を高め、強負荷がかかっても対応できる状態を作っていく事でした。通常のトレ−ニング以外に１日１０キロ〜１５キロの痛くならない負荷の長距離走をどんどん走っていきました。約１年間トレ−ニングをつみました。そののおかげで、４回生時には心電図はまだ乱れていそうな感じですが、痛みの出る回数が少なくなり、トレ−ニングがやりやすくなりました。自己ベストは出ましたが、関西は３位で学生時代が終わりました。振り返ってみれば自己ベストは何とか出せたものの、競技レベルとしては低い状態で、悶々と自分と格闘していたような学生時代でした。
　社会人になってほぼ引退した様な状態でしたが、出れる試合だけは出ていました。2年間ほどその状態が続き、その後企業のバックアップを得て、全日本実業団で総合１０連覇する事を目標に、実業団の陸上部を５人で立ち上げました。初年度は全日本実業団で１６００ｍリレ−の優勝を目標にしましたが、４位に終わりました。個人は５位でした。２年目は部員も９人になり、総合優勝を、狙い達成する事ができました。個人では６位でした。その後私は５連覇まで、陸上部に所属しました。個人的には下位入賞出来るか出来ないかの辺りをうろうろしていました。競技レベル的には自己満足の世界にいましたので、３０歳で自己ベストを狙いましたが、２８歳の時でした。会社事情により陸上部が存続出来なくなった時に私は現役を引退しました。多くのメンバ−はそのまま他の会社に移り、あと４連覇しました。設立時に掲げた１０には届きませんでしたが、９まで行きました。
　その後体を維持するために適当にトレ−ニングをしていました。３０代後半にスポ−ツジムで誘われて、加古川のハ−フマラソンに出場しました。制限時間が２時間１５分で、２時間１３分４８秒で帰ってきました。１５キロを過ぎてからゴ−ルまでは走れないは、痙攣は起こるはでひどい目にあいました。しかしそれからは毎年加古川マラソンに参加するようになりました。